代表の想い

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この風景を、ここで暮らす人たちの営みを、
手づくりの「旅」にして伝えたい。

村上市の地域おこし協力隊として、村上地域グリーン・ツーリズム協議会にお世話になって3年目になりました。農業体験やそば打ちなど体験ツアーの受け入れを行ったり、東京へ出かけて村上地域(新潟県の村上市・関川村・粟島浦村)のPRイベントを行ってきました。

旅行業で起業しようと思ったのは、これまでの活動で得た経験の中で、着地型(外部から地域への旅行ツアー)の旅行業者がいたならもっとこの地域の良さが伝わるのではないかと思ったからです。

30年暮らした東京から村上に移住してきて印象的だったのは、地元の方からの「なんでこんな“何もないところ”へわざわざ引っ越してきたの?」という言葉でした。

謙遜なのか本心なのかわからないのですが、しばらく暮らしてみて、海や山の美しさ、野菜、山菜、魚、肉など食材の豊富さ、また、それらを使った郷土料理の数々を身をもって体感して、「何もないなんてやはり謙遜だったのか」と思ったものでしたが、長年地域に住み続けている人たちからすると「地元には自慢するものが何もない」という言葉は本当だったのかもしれません。

新しいものを加えるのではなく、
今あるものをどう「旅」という形にするか。

たしかに都会と同じ物差しで測ったら、コンビニ、地下鉄などの公共交通の便利さ、商業施設やエンターテインメント施設の充実など、「何もないところ」なのかもしれません。観光地として比べてみても、立派なお寺や庭のある京都などとは比較にならないという感覚に近いのでしょう。

ただ、自分にとっては、景色も食べ物も空気も水も、人々の温かさも、ここにはすべてが揃っていると感じました。しかも、それらは東京や人気の観光地では手に入らないものばかりだと気付いたのです。

ここで暮らしているうちに、いつしかこの風景を、この食材を、ここで出会った人たちを、都会の人たちや外国の人たちに知ってほしいという気持ちが強くなっていきました。

さらに、こんな疑問も湧いてきました。どうして今までもっと多くの人がこの地を訪れなかったのだろう?どうしてこの美味しい食材たちが東京の人たちに知られていないのだろう?その疑問が解ければきっと多くの人にこの地域のよさを知ってもらえるのではないか。

そして、考え付いた答えが「旅」という形で、この地域と人々を知ってもらうということだったのです。

PROFILE

植田 徹

植田 徹TETSU UEDA

昭和42年9月13日生まれ。神奈川県小田原市出身。
大学卒業後、コピーライターとしてSPプロダクション・印刷会社・広告代理店等に在籍。平成10年よりフリーランスとなり、業務拡充のため平成15年より「有限会社植田徹企画室」設立。
平成30年より村上市地域おこし協力隊として村上地域グリーン・ツーリズム協議会で活動。令和2年、地域限定旅行業を取得し、「里山体験研究所」設立。

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